斉藤立 テディ・リネールに雪辱誓う「本当にもったいない負け。悔しくて涙が止まらなかった」 柔道GS大会から帰国
柔道男子100キロ超級でパリ五輪代表の斉藤立(22)=JESグループ=が2日、グランドスラム・アンタルヤ大会を終えてトルコから羽田空港に帰国した。
決勝まで進んだものの、五輪金メダル2度のテディ・リネール(フランス)を攻めながら、終盤で技ありを奪われて惜敗。「本当にもったいない負けだった。本当にあと一歩だったので、悔しくて涙が止まらなかった」と唇をかみつつ「(リネールに)もう恐怖はない。対策してきたことはドンピシャだった」と大きな手応えも示した。
パリ五輪でも一番のライバルになる地元のカリスマに対し、終始優位に戦いながら、絶好機で不用意な投げ技を返された。表彰台では涙が止まらなかったが、打倒リネールへの自信もつかみ「(今回)やれてよかった。全然違う」と大きな手土産を持ち帰った。
4月から新社会人となり、この日は新調したというジャケットで取材に応じたものの、都内は気温もグッと上がったとあって巨体からは汗が噴き出した。「さっき(中の)Tシャツを着替えたばかりだが、意味なかったっす(笑)」。フレッシュな大器は、残り4カ月でさらなる成長を期した。