大阪マラソンV・平林清澄の素顔 カメラに“どや顔” 愛嬌にあふれる練習の虫

 優勝した平林清澄(右)は日本陸上競技連盟ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏から声をかけられ笑顔を見せる(撮影・中田匡峻)
 1位でゴールし、雄たけびを上げる平林清澄(撮影・中田匡峻)
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 「大阪マラソン」(25日、大阪府庁前~大阪城公園)

 パリ五輪代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジを兼ねて行われ、男子は平林清澄(21)=国学院大3年=が日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した。

  ◇  ◇

 実はレース中に、おちゃめな一面をのぞかせていた。バイクカメラが近づいてくると、平林は「カメラ来た~!映ってるんだろうな~」と“どや顔”で走っていた。レース後に好物を聞かれた際には、大のお気に入りの油そば屋『油や鹿鳴』を紹介しながら「めっちゃ人、来るんじゃないですか!?」と笑うなど、愛嬌(あいきょう)にあふれた。

 一方で、前田監督が「素直で実直。妥協しないので、止めるのが仕事」と苦笑いするほどの練習の虫。昨年の箱根後に仙骨を疲労骨折した時は「焦りがすごくあった」と挫折に苦しむ時期もあった。

 ただ、自身の弱い部分を見つめ直して再起し、今年の箱根では2区を区間3位と好走。「国学院大学からマラソンで、世界で戦えるランナーを作りたい。自分がその先駆けになりたい」。箱根路から世界へ、軽やかに走り出した。(デイリースポーツ陸上担当・田中亜実)

 ◆平林 清澄(ひらばやし・きよと)

 ★生年月日 2002年12月4日

 ★出身地 福井県越前市

 ★身長、体重、血液型 168センチ、44キロ、O型

 ★学歴 武生五中、美方高を経て国学院大3年在学中

 ★主な成績 2023年全日本大学駅伝7区区間賞、24年箱根駅伝は2区で区間3位。自己ベストは1万メートル27分55秒15、ハーフマラソン1時間3分2秒

 ★中学時代 バドミントン部か卓球部しかなく、バドミントン部に所属した

 ★食事 大食いで、白いご飯は人の2倍食べる。好きなメニューは油そばで、特に専門店『油や鹿鳴』がお気に入り

 ★好きなタレント サンドウィッチマン

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