計測チップ落とし痛恨タイムロスの村山謙太 取りに戻ったのは「記録取れなくなるのかと」 欠損で速報タイム表示されずも2時間9分00秒で18位で公認

 ゴールする村山謙太(撮影・中田匡峻)
 ゴールする村山謙太(撮影・中田匡峻)
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 「大阪マラソン」(25日、大阪府庁前~大阪城公園)

 今夏のパリ五輪の代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジを兼ねてスタートした。22・3キロ過ぎに、何かを落とし、一度取りに戻るという痛恨のアクシデントがあった村山謙太(旭化成)は、チップの欠損により、速報タイムの計測が出ない事態となった。NHKは「チップの欠損が恐らくあったようで、データが入ってきていません。手元の速報とは若干違う順位となっています」と、伝えた。その後、2時間9分00秒で18位と伝えられた。村山の成績は中間点以降、記録が計測されていなかったが、大会事務局は「途中はチップが反応せずタイムが計測できなかったが、ゴールはチップが反応したため公式記録になる」と、説明した。

 22・3キロ地点で村山が何かを取りに戻り、慌てて戻る様子が中継され、NHKは「白い何かチップのようなものを取って、戻りました」と伝え、解説も「動きがいいだけにもったいない」と語っていた。SNSでは「勿体ないタイムロス。計測チップかな」、「村山謙太、落鉄」、「戻らなあかんくらいの物って?」と、心配の声がよせられていた。

 レース後、村山は落としたのは計測チップだったことを明かした。両足の靴にそれぞれチップを装着していたが「1個は8キロくらいの場所で取れて、1個取れてももう1個あればいいかなと思っていたら、21キロくらいで(残り1個が)飛んだ。その時は余裕があったので取りに行った。(2個とも取れて)タイムが取れなかったら、ゴールしてもタイム取れなくなっちゃうのかと思い、取りに戻った」と、引き返したダメージも多少あったと振り返った。「余裕があったのであまり気にならなかった」と、アクシデントの影響は否定したが「でも最後はちょっと来ましたね」と話した。チップにはランナー個人のスタート、途中地点、ゴール地点などの通過タイムに関わる情報が入力される。

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