瀬古利彦氏も大作戦でゲキ?「負けてたまるかなにくそ大作戦!」 名古屋ウィメンズの日本記録大幅更新に期待

 名古屋ウィメンズマラソンの招待選手を発表する日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダー
 名古屋ウィメンズマラソンの招待選手を発表する日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダー(中央)
 名古屋ウィメンズマラソンの招待選手を発表する日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダー(中央)
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 今夏のパリ五輪出場権を兼ねたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジを兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(3月10日)の招待選手記者発表会見が15日、名古屋市内で行われた。日本陸上競技連盟ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏は「(今年の箱根駅伝を制した青学大の)原監督にならって大作戦をつくらないといけないと。『負けてたまるかなにくそ大作戦!』それで選手の皆さんも頑張ってください」とゲキを飛ばした。

 3枠あるパリ五輪の枠は残り1枠。1月の大阪国際女子マラソンで、21年東京五輪代表の前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒で、05年のベルリンマラソンで野口みずきがマークした2時間19分12秒の日本記録を塗り替え、3枠目の1番手となった。

 名古屋ウィメンズの出場者は、前田の記録を上回らないと五輪切符を獲得できない。瀬古氏は前田の日本新について、「ずっと女子が低迷しているというか、記録が出た男子に比べて日本記録がいつ出るのかなと思っていましたがやっと出してくれました。これで女子のレベルが上に上がるいいきっかけを作ってくれたと思います」と改めて振り返った。そして「名古屋の目標ははっきりしました。(2時間)18分59秒です。それを切らないとオリンピックにいけない。腰を据えてやってくれるんじゃないかなと思います。本当にいい天候で臨んでもらいたい。全員が日本記録を出せる」とエールを送った。

 「楽しみだね。日本記録しかないからね。こんなエキサイティングなレースないよね。今からワクワクドキドキで最高です」とレースを心待ちにした。「できれば(2時間)18分30(秒)を切って欲しい。ちょこっと(2時間18分)58秒とか、俺の名前じゃないけどせこいこと言わないで、どかっと30秒ぐらい更新してほしいなとは僕は思います」と笑わせた。

 東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)、MGC3位の細田あい(エディオン)、昨年の世界選手権代表の加世田梨花(ダイハツ)がエントリーした。

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