SC軽井沢クが初優勝!スキップ上野美優が最終ドロー決め道銀に逆転勝ち「信じて投げるだけでした」 世界切符獲得でミラノ五輪代表候補に ロコ敗退の戦国大会を制す

 「カーリング・日本選手権」(4日、どうぎんカーリングスタジアム)

 女子決勝が行われ、SC軽井沢クが北海道銀行を5-4で下し、初優勝を飾った。世界選手権(3月16日~24日、カナダ・ノバスコシア)の代表に決定し、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補となった。

 試合はきっ抗した展開となった。北海道銀行が第4エンドに2点を奪うと、第5エンドに不利な先攻で1点をスチールし主導権を握ったが、SC軽井沢クは第6エンドに2点を奪って、3-3の同点に追いついた。3-4で迎えた最終エンドに優位な展開を作って、22年世界ジュニア選手権の金メダルメンバーで、スキップの上野美優(22)が最終投でドローを決めて2点を奪い、逆転した。

 五輪2大会連続メダルの女王ロコ・ソラーレが2次リーグで敗退する大会で、新たな時代の常勝チームへ名乗りをあげた。

 試合後、上野美優は「最後のドローも自分が投げる道はあったし、スイーパーも持っていってくれるという信頼があった。信じて投げるだけでした。どんな時も粘り強く戦うチーム。反省も修正して、世界選手権でもっといいパフォーマンスができるように頑張りたい。まだまだ私たちも成長していかないといけない。もっともっと高みを目指してやっていかないといけない」と、語った。

 ◆カーリング・五輪への道

 五輪日本代表候補チームは①24年日本選手権優勝、②24年世界選手権出場、③25年日本選手権優勝、④25年世界選手権出場、⑤25年日本選手権直前のWCFチームランキング最上位チームかつ24年、25年日本選手権のいずれかで3位以内となったチーム、の中から選考する。いずれかを満たすチームが1チームしかない場合はそのチームが日本代表候補となる。複数ある場合は25年9月末までに該当チームで代表候補決定戦を行う。五輪の出場枠は24、25年世界選手権でのポイントで決まる。

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