前回2位の中大 主力軒並み不発で13位 直前合宿で風邪流行→指揮官「出られただけでもすごいよ」

 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~箱根町芦ノ湖駐車場)

 前回2位の中大が、まさかの13位に沈んだ。1区から出遅れ、2区を走ったエースの吉居大和(4年)は区間15位、3区の中野翔太(4年)は区間20位と、主力が軒並み不発に終わった。

 誤算は大会前から。12月27日まで行われた合宿で風邪が大流行し、登録メンバー16人中14人が体調を崩した。一時は棄権もよぎったが、史上最多14回の優勝を誇る伝統校としてスタートラインに。藤原正和監督は「結果の責任は監督。彼らも(風邪に)なりたくてなったわけではない。選手たちには『出られただけでもすごいよ』と伝えた」とねぎらった。

 復路では体調万全の吉居駿恭(2年)を投入予定。指揮官は「最低限シードは取らないと。あとは大手町に無事に帰ってきたい」と必死に前を向いた。

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