相沢晃、1万M日本選手権でけがから復活へ「強い自分を取り戻す」 ライバル・伊藤達彦とは「お互い探り合ってます」

 陸上の日本選手権1万メートルは10日、国立競技場で行われる。9日は都内で記者会見が行われ、20年、22年大会覇者の相沢晃(旭化成)が「約1年半ぶりの1万メートルになるけど、あしたは優勝を目指して頑張りたい」と、連覇へ意気込んだ。

 相沢は22年7月末の合宿で右足後脛骨筋を痛め、今年2月までは「ほとんど走らない状況でした」と明かした。走る以外のトレーニングを積み、カバーしてきたという。

 27分18秒75の日本記録保持者。24年パリ五輪には参加標準記録の27分00秒00を突破し、今大会で優勝すると最速で内定する。「26分台は正直今の自分にはちょっと難しい記録」と苦笑いしつつ、「ただ、目指してないのではなく、現状の自分ではできないと思っているだけ。まず今年の日本選手権は自分の日本記録を更新して、強い自分を取り戻すというか、新しい自分が作れたら」と見据えた。

 21年大会優勝のライバル・伊藤達彦(ホンダ)とは「日本選手権に向けてはお互い探り合い、連絡はしていました」と明かした。「嫌でも意識する選手。彼だけには絶対に負けたくないですし、大学の時から競り合ってきたライバル。初めて優勝した時も彼と競り合った。ラストで競り負けないように気持ちでいきたい」と強気に挑む。

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