三原舞依 納得の8位 昨季GPファイナル女王、ケガの影響も諦めず 「あと1カ月間死に物狂いでやる」
「フィギュアスケート・NHK杯」(25日、東和薬品ラクタブドーム)
女子は、ショートプログラム(SP)4位で昨季GPファイナル女王の三原舞依(24)=シスメックス=がフリーで109・82点を挙げ、合計172・64点で8位だった。SP8位の青木祐奈(日大)がフリー126・18点、合計184・46点で日本勢最上位の5位。SP11位の樋口新葉(ノエビア)は9位。この結果、住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)のGPファイナル初出場が決まった。男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が優勝した。
◇ ◇
演技を通し切ると、笑顔でうなずき、降りそそぐ拍手に包まれた。三原は3回転ループで転倒するなどジャンプでミスはあったが、「ジュピター」の壮大な音楽に乗り、観客を魅了した。11月上旬の中国杯を右足首のけがの影響で欠場し、今大会が今季初戦。「一つ一つ諦めずに最後まで滑りきれたことは次につながる」とホッとした表情だった。
まだ本調子ではなく、フリーではジャンプの回転不足などミスも目立った。GPファイナル女王として「トップレベルまで本当にまだまだ練習が足りてないという言葉に尽きる」と悔しげ。今後は全日本選手権(12月、長野)に出場予定。「あと1カ月間死に物狂いでやっていきたい」と完全復活を目指す。
◆GPファイナル進出者 GPシリーズ上位6人で争うファイナル(12月7~9日・北京)の進出者が決定。男子は三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)宇野昌磨(トヨタ自動車)イリア・マリニン(米国)アダム・シアオイムファ、ケビン・エイモズ(ともにフランス)。女子は坂本花織(シスメックス)吉田陽菜(木下アカデミー)住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)イザボー・レビト(米国)ルナ・ヘンドリックス、ニナ・ピンツァロネ(ともにベルギー)。




