綱とり貴景勝 早や崖っぷち 真っ向勝負で寄り切られ痛恨2敗目「負けた理由は必ずある。それだけ」

 「大相撲九州場所・7日目」(18日、福岡国際センター)

 2場所連続優勝を目指す大関貴景勝は、平幕豪ノ山に屈して2敗目を喫した。ハイレベルな優勝が求められる今場所での綱とりへは、折り返しを前に崖っぷちの状況となった。大関豊昇龍は小結阿炎を送り出して1敗をキープ。全勝だった関脇琴ノ若と平幕一山本に土がつき、3人がトップに並んだ。

 夢の頂がかすんでいく。土俵下で尻もちをついて転がった貴景勝は、立ち上がると視線を落とした。7日目で2敗という重い現実。今場所での綱とりを果たすためには、いよいよ後がなくなった。

 同じ突き押し相撲の豪ノ山と真っ向からぶつかりあったが、押し込むことができない。左からいなそうと体を開いた瞬間に飛び込まれて右差しを許すと、埼玉栄高の後輩に勢いのまま寄り切られた。

 秋場所は11勝4敗の優勝。今場所の残り8日間を全勝して13勝2敗としても、2場所合計24勝にとどまる。平成以降に誕生した横綱11人は、全員が昇進直前の2場所合計26勝以上を挙げている。幕内後半戦の浅香山審判長(元大関魁皇)は「一気に持っていく相撲がない。押せないのはきつい」と本来の内容ではないという評価。前半戦での2敗に「気持ちを切らさず、最後までとりきらないと。力を出し切ればいい」と求めた。

 貴景勝は支度部屋では全く表情を変えず、一点を見つめたまま。「負けた理由は必ずある。それだけ」と多くを語らなかった。痛い2敗目にも「初日からやってきたことを明日も出すだけ。また集中してやるだけ」と、いつものフレーズを口にした。8日目は途中出場する朝乃山が相手。もう負けは許されない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス