照ノ富士 2場所ぶり出場へ 回復順調で三番稽古11戦全勝 「一場所一場所を人の倍以上大事に」
「大相撲九州場所」(12日初日、福岡国際センター)
腰痛などで2場所連続休場中の横綱照ノ富士(31)=伊勢ケ浜=が3日、福岡県太宰府市の部屋での稽古を開始した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「出るつもりでやっている。そのつもりがなかったら、稽古をしない」と話し、照ノ富士が九州場所に出場する方向であることを明かした。
照ノ富士は名古屋場所を途中休場し、秋場所も全休。その後、腰骨の一部が折れていたことを明かし、10月の秋巡業は途中合流。朝乃山らと申し合いを行うなど、回復ぶりを示していた。
この日は宝富士との三番稽古で11番全勝。腰の状態を「徐々によくなっていると思う。もちろん痛みはあるけど」と説明した。九州場所の出場については「とりあえず様子を見ながら」と慎重に言葉を選んだ。
福岡は2年前に自身初の全勝優勝を飾った思い出の地。「長くできる体ではないとわかっているし、一日一日、一場所一場所を人の倍以上大事にしていきたい」と復活への覚悟を口にした。





