照ノ富士が九州場所出場へ 師匠「出るつもり」と方針示す 秋場所は腰のケガで全休

 四股を踏む照ノ富士
 宝富士(手前)と相撲をとる照ノ富士
 福岡での稽古を開始した照ノ富士
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 大相撲の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が3日、福岡県太宰府市の部屋宿舎での稽古を開始し、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は九州場所(12日初日、福岡国際センター)に照ノ富士が出場する方向であることを明かした。「出るつもりでやっている。そのつもりがなかったら、稽古をしない。やれることをやるしかない」と話した。

 照ノ富士は腰の負傷で7月の名古屋場所を途中休場。秋場所も全休した。その後、腰骨の一部が折れていたことを明かし、10月の秋巡業は途中合流。朝乃山らと稽古するなど、回復ぶりを示していた。

 この日は入念に基礎運動をこなして立ち合いを確認した後、幕内宝富士と三番稽古を行った。11番とって全勝。相手に力を出させてから寄り切るなど、様々な形を試すように相撲をとった。状態については「徐々によくなっていると思う」と説明。動き自体は「そんなに激しいことをやっていないから」とし、九州場所の出場については「様子を見ながらやってみて」と慎重に言葉を選んだ。

 2年前の九州場所では、自身初めての全勝優勝を飾った。思い出の地で復活へ。「長くできる体ではないとわかっているし、一日一日、一場所一場所を人の倍以上大事にしていきたい」と覚悟を口にした。

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