バレー男子日本 高橋藍は大声援に感謝「皆さんのおかげで勝てた」「簡単に勝てる試合じゃないと分かった」

 第5セット、勝利を決めるスパイクを放つ高橋藍(撮影・吉澤敬太)
 フルセットの末、フィンランドに勝利した日本(撮影・吉澤敬太)
 試合後、妻の古賀紗理那(右)をコートサイドに呼び寄せ、ファンの声援に応える西田有志(撮影・吉澤敬太)
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 「バレーボール男子・W杯、日本代表3-2フィンランド代表」(30日、代々木第一体育館)

 五輪切符がかかったパリ五輪予選大会が開幕。世界ランキング5位の日本は同28位のフィンランドと対戦し、フルセットの末3-2と辛勝した。(ランキングは29日時点)

 2セット先取から、まさかの大苦戦。第5セットも一時は6連続失点で10-12と苦しい展開となったが、高橋藍のアタック、山内のブロック、西田のアタックで流れを引き寄せた。

 ホームの大声援を浴びた高橋藍は「今日はまず、皆さんの力のおかげで勝ち切ることができた。ありがとうございます」と感謝。主将の石川らから反省の言葉が並んだが、高橋藍は「フルセットで勝ちきることができた。1戦目で簡単に勝てる試合じゃないと、危機感として分かった。それはすごく大きいこと」と前向きにうなずいた。

 7月のネーションズリーグで史上初の銅メダル獲得。五輪でもメダル獲得を狙える位置にいる日本が、苦しみながらも大きな1勝をあげた。

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