平野美宇 北朝鮮選手に敗れアジア大会16強敗退 パリ五輪代表争いで伊藤美誠引き離せず…20・5点差で残り2大会

 北朝鮮選手と対戦する平野美宇(共同)
 北朝鮮選手に敗れた平野美宇(共同)
 プレーする平野美宇(共同)
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 「アジア大会・卓球」(29日、杭州)

 女子シングルス3回戦が行われ、東京五輪代表の平野美宇(23)=木下グループ=は、ピョン・ソンギョン(北朝鮮)に2-4で敗れた。近年は北朝鮮選手がほとんど国際大会に出場しておらず、同選手との対戦も18年ユース五輪以来、5年ぶり2度目。今大会は日本協会が設定する24年パリ五輪代表選考ポイントの対象だが、思わぬ伏兵に足をすくわれて16強敗退に終わり、加算は10点にとどまった。

 平野は現在五輪シングルス切符圏内の2番手につけている。今回出場していない3番手の伊藤美誠(スターツ)との差を広げるチャンスで「どれだけ(伊藤を)離せるかがカギ」と位置づけていたが、10点の追加にとどまり、20・5点差で残り2大会に突入する。

 ◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位6人(9月11日、日本協会発表)

(1)早田ひな=640・5点

(2)平野美宇=420点

(3)伊藤美誠=409・5点

(4)木原美悠=268点

(5)佐藤瞳=230点

(6)張本美和=226・5点

 ◆卓球のパリ五輪への道 日本協会が国内選考会を中心に独自に設定したポイントで争うパリ五輪代表選考は、来年1月の全日本選手権終了時点での上位2人がシングルス代表に決まる。残る対象試合は、第6回パリ五輪代表選考会(11月・大阪)=最大100点、全日本選手権(来年1月・東京体育館)=最大120点=の2大会。また、年内のTリーグ個人成績が加算される他、国際大会で中国トップ3に勝利した場合はボーナスポイントが入る。

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