バレー女子 敗戦も途中出場の石川真佑が計16得点「プレーも気持ちも次につなげていきたい」

 スパイクを決めて第4セットを取り、喜ぶ石川真佑(中央上)ら(撮影・佐々木彰尚)
 第4セット、ボールに飛びつく石川
 ブラジルに敗れ、引き揚げる石川(4)ら
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 「バレーボール女子・W杯、日本代表2-3ブラジル代表」(24日、代々木第一体育館)

 世界ランキング9位の日本は、同4位のブラジルにフルセットの末に敗れて惜敗。今大会での24年パリ五輪切符獲得はならず、来年に持ち越しとなった。勝ったブラジルは五輪出場を決めた。

 今大会はリリーフサーバーとしての出場が多かった石川真佑(フィレンツェ)は、要所で出場してバックアタックや強打で躍動。古賀紗理那(NEC)が下がった第5セットは、先頭に立ってチームを引っ張り、計16得点をたたき出した。連続得点を決める場面もあり、タイムアウト中でも場内は“石川コール”が響いていた。

 自身に上がってきたボールを決めきれた中で、五輪出場権はわずかに届かず胸中は複雑。「自分が最後決めきることは今まで課題としてやってきた。今日は決めきれた部分もあったけど、チームとして戦っているのでチームで勝つことは大事だなと改めて感じている」とを明かした。

 今後は代表は一旦解散となり、それぞれの所属先で強化を図っていく。「誰が入っても強いチーム、いいバレーをすることは練習から積んできた」と、トルコやブラジルの強豪国と渡り合えた手応えを語りつつ、「競った場面は最後は気持ちだと思う。プレーも気持ちも次、これからにつなげていきたい」と先を見据えた。

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