新十両・大の里が無傷9連勝!3人目の最長タイ記録も「そうですか。何も考えていない」

 千代丸を破り、9勝目を挙げた大の里(撮影・西岡正)
 千代丸(左)を寄り切りで破る大の里(撮影・西岡正)
 千代丸(左)を寄り切りで破る大の里(撮影・西岡正)
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 「大相撲秋場所・9日目」(18日、両国国技館)

 新十両の大の里(二所ノ関)が無傷の9連勝を飾った。千代丸(九重)に対して右を差して前に出ると、回り込む相手を冷静に追い詰めて寄り切り。「落ち着いていきました」と淡々と振り返った。

 15日制が定着した1949年夏場所以降、新十両の初日から9連勝は1953年初場所の成山、2008年九州場所の翔天狼に並ぶ最長記録。ただ、大の里は「そうですか。何も考えていないです。一日一番集中してやるだけ」と意に介さなかった。

 2年連続アマチュア横綱に輝いた逸材。勝ち越しを決めた翌日の取組でも「気を緩めないで『まだ15日間終わっていない。あと1週間ある』と思って、国技館まで来た」と油断はなし。「疲れはあると思うけど、集中でカバーできていると思う。明日も頑張ります」と、ハキハキと答えて帰路についた。

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