柔道パリ五輪代表の新添左季&村尾三四郎が得意技指導 “内股かぶり”も村尾が機転「予測していたので大外刈りにした」

 小中学生を相手に「大外刈り」を指導したパリ五輪代表の村尾三四郎
 小中学生を相手に得意技の「内股」を指導したパリ五輪代表の新添左季(中央)
 小中学生を相手に得意技を指導したパリ五輪代表の村尾三四郎(左)と新添左季
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 柔道で来夏のパリ五輪代表に内定している女子70キロ級の新添左季(27)=自衛隊=と、男子90キロ級の村尾三四郎(23)=JESグループ=が17日、東京武道館で行われたマルちゃん杯・全日本少年大会にゲストとして出席し、開会式後に技術指導を行った。新添が得意技の内股を指導し、村尾は大外刈りを披露。子どもたちから憧れのまなざしを浴び、新添は「こんな機会はめったにない。(自分を)目標にしてくれる子が一人でもいたら頑張ろうと思える」とうなずき、村尾は「昔の自分がそうだったように、小中学生のエネルギーを感じた」と笑った。

 ともに豪快な内股の使い手。新添は伝家の宝刀を披露したが、前日に村尾と電話で相談したことを明かし「新添さんが内股をするなら、僕は何でもいいです」と4歳年下の後輩が機転を利かせて譲ってくれたという。

 村尾は大外刈りで引き手の脇を締めることや、釣り手の手首を立てることなど基本的なポイントを強調した。“できる男”は「新添さんは内股だろうなと予測していたので大外刈り(の指導)にしました」と“先手”を読む柔道IQの高さをうかがわせ、「小中学生に教えるには大外刈りは基本を伝えやすい」と語った。

 来夏のパリ五輪で男子90キロ級と女子70キロ級は、同じ7月31日に試合を行う。村尾は左膝の負傷で8月のマスターズ大会を欠場しているが、次の実践機会として12月のグランドスラム(GS)東京大会(東京体育館)に照準を合わせているといい「(世界ランクにつながる)ポイント(獲得)もそうだが、けが明けなので自分の状態を確認したいという思いが強い」と狙いを語った。

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