大関霧島「休みをとりながら」メリハリつけて調整 先場所休場の教訓生かす 若元春との三番稽古は13勝5敗

 若元春と熱のこもった申し合いをする霧島
 若元春(右)と相撲をとる霧島
2枚

 大相撲秋場所(9月10日初日、両国国技館)を初のかど番で迎える大関霧島(陸奥)が30日、東京都中央区の荒汐部屋に出稽古し、関脇若元春(荒汐)と三番稽古を行った。18番とって13勝5敗と貫禄の結果。最後の数番は息を整える間を挟まない“待ったなし”でとり、抜群のスタミナも見せつけた。

 若元春が顔をゆがませるのとは対照的に余裕十分。「最後ちょっと2人で盛り上がってきて“待ったなし”で。稽古がまだできてないので。これから徐々に体を作っていくしかない」と涼しい顔を振り返った。

 新大関だった名古屋場所は右あばら骨のケガで初日から休場。4日目から途中出場したものの負け越した。場所前に調子を落とした時、師匠から自重するように言われても出稽古し、ケガを悪化させたことが原因。「自分の体を調べながらやらないと。そこで失敗したかな。親方の言うことは聞かないと」と反省。「これからやっていくと、どんどん体が疲れてくる。そこで休みをとりながらやっていこうかなと思っている」と、同じ徹は踏まない姿勢を示した。

 大関2場所目をかど番で迎えるのは、現行制度では11人目。ただ、先場所痛めた部位も「全然痛みはない」と体調に不安はない。メリハリをつけながら「自分の稽古、自分の相撲を、いつも通りとっていく」と自信をもって調整を進める。

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