伯桜鵬 負傷の左肩「状態は良くない」秋場所ピンチも「自分のやれることをやるしかない」コンディション回復に全力
左肩関節亜脱臼のため大相撲の夏巡業を全休した幕内伯桜鵬(宮城野)が29日、東京・両国国技館で行われた力士会に出席後、患部について「あんまり状態はよくない。どうなるかわからないけど、今できることを全力でやっている」と、回復が思わしくないことを明かした。
新入幕で千秋楽まで優勝を争い、11勝で敢闘賞と技能賞を受賞した名古屋場所後は、地元・鳥取でリハビリに専念。ただ、順調な回復には至らず、この日の朝稽古でも四股などの基礎運動をこなしたのみで、土俵には入らなかった。
秋場所まで2週間を切り、調整不足は否めない。「9月場所のことはわからないが、自分のやれることをやるしかない」とコンディションを戻すことに全力を注ぐ意向を示し「休場して番付が落ちたとしても、幕内にいることが僕の目標じゃないので。自分の夢があるので、最善のことをやっていきたい」と覚悟を口にした。
22日には20歳になった。“ハタチの誓い”を問われた伯桜鵬は「何もないですよ」と苦笑しつつ、ケガによる夏巡業不参加を「幕内という地位にいながら、自分は幕内力士としての仕事ができていない。関取衆、ファンのみなさんに申し訳ない」と謝罪。「これから一人の大相撲力士として、大人として、しっかりしていかないといけない」と責任感をにじませた。



