サニブラウン、北口榛花の金メダルを祝福「やってくれると思っていた」「刺激になった」

 陸上の世界選手権(ブダペスト)に出場したサニブラウン・ハキーム(24)=東レ=が29日、羽田空港に帰国した。男子100メートルでは6位入賞を果たし、五輪を含めて1932年ロサンゼルス五輪6位の吉岡隆徳に並ぶ、日本史上最高位だった。「去年は100メートル(7位)で悔しい結果だった。今年も満足はしていないけど、ステップアップはできた」とうなずいた。

 女子やり投げでは、北口榛花(25)=JAL=が金メダルに輝いた。世界選手権の日本陸上女子の金メダリストはマラソンで1993年シュツットガルト大会の浅利純子、1997年アテネ大会の鈴木博美以来史上3人目の快挙となった。これには「大きい舞台に強い選手。やる所はやってくれると思っていた」と祝福した。

 ただ「驚きというよりは、うれしい半面、自分も頑張んなきゃなと刺激になった」という。24年にはパリ五輪、25年には世界陸上が控える。悲願のメダル獲得へ、「やるべきことをやって、パフォーマンスを上げたい」と誓った。

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