吉田知那美「夏季講習」の今季初大会は「75点ぐらい」ロコにジブリブーム到来 今季は「『私たちはどう戦うか』スローガンに」

 試合に臨む(左から)吉田知那美、藤沢五月
 石を投じる吉田知那美
2枚

 「カーリング・アドヴィックスカップ」(25日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 大会2日目が行われ、女子は今季初大会に挑む北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが、STRAHLに7-1で勝利し、開幕2連勝で25日の準決勝に進出した。同日の今季初戦では札幌国際大を5-4で下していた。

 序盤から流れを握り、第4エンドでは一挙3点を奪う場面もあった。サードの吉田知那美(32)は「夏の試合なので結構たくさんの課題を持って取り組んでいる。この試合はさっきの試合より精度を高めるために集中して取り組めた。その結果が点数に表れたので、すごくやっていて気持ち良かったです」と振り返った。

 今季初戦は「1試合の中でJDコーチで出された課題をいかにたくさん取り組めるのか、模試のような気持ちで戦っております」と明かす。「今は模試75点ぐらいの感じ。夏にしては悪くないかな、だけどもう少し頑張れるよねっていう、いい“夏季講習”をやっております」と楽しげだった。

 チームは今、“ジブリブーム”が巻き起こっているという。スタジオジブリの宮崎駿監督の10年ぶりの長編映画「君たちはどう生きるか」を吉田知が最初に鑑賞し、大会前日にリードの吉田夕梨花、セカンドの鈴木夕湖、リザーブの石崎琴美が見たという。

 試合後の取材で映画の話になると、吉田知は「見ました?」と興奮した様子。「勝手なことは言えないんですけど、宮崎駿さんを詰め込んだみたいな、見たことあるものがたくさん出てきて。宮崎駿さんの人生詰め込んでるみたいな、これは見たことある、これも!みたいな」と振り返った。

 新シーズンを迎えるにあたって影響を受けた部分もあったという。「ロコ総結集じゃないけど、私たちもより多くの人に楽しいなと思ってもらえるカーリングがしたいんですけど、でもオリジナリティーが大事かなと思っているので、駿さんじゃないですけど、私たちの全てを詰め込むシーズンにしたいと思います」と意気込んだ。「みんなすぐ影響されちゃうんで、だから今シーズンのチームスローガン、私たちはどう戦うかだから。すぐはやりものに。私たちはどう戦うかというスローガンでやっております」と笑って締めくくった。

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