バレー石川祐希、会見で見事なイタリア語披露「不思議な感覚」関係者は想像以上の語学力に驚き「イタリア人と遜色ない」
バレーボール男子日本代表で主将を務める石川祐希(27)=ミラノ=が28日、イタリアの寝具メーカー「Fabe(ファベ)」とアンバサダー契約を結び、東京都港区の在日イタリア商工会議所で記者会見を行った。同社の枕を愛用していることや、大学1年から9年間イタリア・セリエAでプレーしていることも縁となったが、「非常にうれしく光栄なこと。イタリアでやってきて良かった。イタリアの製品を日本で知ってもらういい機会」と歓喜。また、会見では珍しくイタリア語を披露する場面もあったが、通訳などを務めた関係者は「石川選手のイタリア語の能力の高さにものすごくビックリした。普通にイタリア人と会話できるレベルで、(現地人と)遜色ない」と脱帽した。
石川は昨季セリエAでの試合が続き、よく寝られない時期があったことから、年明け頃からファベ社の枕を使い出したところ、睡眠の質向上を実感したという。会見では同社のファべーモリ・ピエルルイジCEOらが同席する中、イタリア語で商品PRをしてくださいという要望を受け「初めてこんな無茶ぶりを聞いた」と苦笑いしつつ、巻き舌混じりの流ちょうなイタリア語で「ファベの枕は寝心地もいいし、睡眠がパフォーマンスに非常に影響していると感じる。これからもファベの枕を使って睡眠の質を良くしてプレーしたい」と紹介してみせた。
また、長いイタリア生活で得たものについてもイタリア語で語り「バレーボールをするためにイタリアに行って、たくさんのことを学んだ。特に、自分の主張をハッキリ表現することを学んだ。今までは少し控えめだったが、イタリア人はアグレッシブにコミュニケーションを取ってくるので」と石川。日本国内でイタリア語を披露するのは極めて異例の出来事となったが、「日本で、人前でイタリア語をしゃべることはないので不思議な感覚。今まではあまり(うまく)しゃべれないところもあったが、(最低限)伝わるような言葉は話せているのかなと。もっともっとイタリア語も上達して(チーム等で)濃いコミュニケーションや関係性をつくっていくことも必要。これを機に(語学を通じても)もっともっと結果を求めたいと思える、いい刺激になった」と前向きに語った。
24日まで行われたネーションズリーグでは、チームの大黒柱として殊勲の3位に導き、主要国際大会としては日本勢46年ぶりの銅メダルを手にした。「僕自身は代表生活で初めてのメダル獲得でうれしかった。3位で少し悔しい気持ちもあるが、素晴らしい結果を残したんだなと思う」と実感を込めつつ、パリ五輪予選を兼ねるW杯(9月30日開幕、代々木第一体育館)を控えるだけに「絶対に五輪切符を獲得するという強い気持ちで臨む」と気合を入れた。


