世界水泳初実施の男子ソロ 佐藤陽は4位「予選以上に…いつの間にか終わっていた」

 男子ソロFR決勝の演技を終え得点を見てがっかりする佐藤陽太郎
 男子ソロFR決勝で演技する佐藤陽太郎
 男子ソロFR決勝で入水前にポーズをとる佐藤陽太郎
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 「アーティスティックスイミング・世界選手権」(19日、マリンメッセ福岡)

 アーティスティックスイミング(AS)で今大会で初実施された男子ソロ・フリールーティン(FR)決勝が行われ、佐藤陽太郎(18)=ジョイフルアスレティックク=が、167・9709点で4位となった。

 眉間に力を入れ、男子選手の力強さを前面に出し、テーマ「エイリアン」を泳ぎ切った。ただ「混合デュエットで金メダルを取りたい」気持ちが強く、ソロの練習開始が5月以降と遅れただけに、満足のいく演技はできなかった。7つのエレメンツ(要素)のうち、1つでベースマーク(最低評価の点数)判定。「現実はそんなに甘くなかった。ソロの緊張感を知ってしまった分、予選以上に緊張していつの間にか終わっていた」と肩を落とした。

 「性格的に自分を見ていただきたいより、2人、8人で合った姿を見てほしい気持ちが強い」と以前からソロには苦手意識があった。それでも出場を決めたのは自国開催の大舞台だったから。「めったに体験することができない機会。そこで活躍できたらかっこいいんじゃないかなと思った。世界水泳が近づくにつれて注目や期待されていることを実感して頑張ろうと」。日本代表入りしている唯一の男子選手として責任を果たした形だ。

 男子ソロ、混合デュエットは非五輪種目だが、今季のルール改正でチーム種目に男子が2人まで起用可能になった。24年パリ五輪からTR、FRに加えて、リフトが多いアクロバティックルーティン(AR)の3つの合計点で争われるようになり、男子の力は重要になってくる。

 今大会はARのみの出場にとどまっており、五輪代表8人に入るためには体力、技術をつける必要がある。指導する川合コーチは「持久力を磨かないといけない。基礎ベースを上げたい」と課題を挙げた。

 今後のソロ出場には「前向きにはなれな感じではある…。自分から絶対にやりたいと直談判することはないんじゃないかな」と言葉をにごした佐藤陽。ただ今大会はまだ本命の混合デュエットFRが残っている。「ソロとは見違えた僕を見ていただきたい。テクニカルで金を取れたので自身につなげて、フリーでも金を取ってミックスデュエットの絶対王者になれるように頑張りたい」と前を向いた。

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