“Wみゆう”長崎美柚&木原美悠が爆笑報告会 世界卓球銅メダル導いたのは18歳の叱咤「強気にいかなあかん」

 世界選手権銅メダルの報告会を行った長崎美柚(左)と木原美悠
 世界選手権銅メダルの報告会を行った長崎美柚(左)と木原美悠
2枚

 5月に行われた卓球の世界選手権ダーバン大会で、女子ダブルスで銅メダルを獲得した長崎美柚(20)、木原美悠(18)が12日、所属する木下グループ本社(東京都新宿区)で報告会を行った。

 明るい2人らしく終始爆笑しながらの会見となり、木原が「目標にしていた世界選手権個人戦でダブルスを組めて、その上で銅メダルを獲得することができて本当に幸せでした」と笑えば、長崎も「ずっと目標にしてきた世界選手権で、“Wみゆう”でメダルを取ることを掲げて今まで頑張ってきたので、一つ目の目標をかなえることができてうれしい気持ちでいっぱい」と声を弾ませた。

 小学生時代からペアを組み、出身のエリートアカデミーを経て、木下グループでも同僚となった2人。“Wみゆう”として初出場した世界選手権は準決勝で中国ペアに敗れたものの、銅メダルを手にした。

 メダルを懸けた準々決勝では、窮地で年下からの“叱咤”があったという。1-2と劣勢の第4ゲームで、長崎が「もっと丁寧にいった方がいいかな?」と相談した際、木原(兵庫県明石市出身)が「それじゃあかん。もっと強気にいかなあかん」と背中を押したことで頭を切り替え、逆転勝ちにつなげられたと述懐。2学年先輩の長崎は「幼いときからペアを組んで、私生活でも仲が良くてよく知っている。(試合中に)2人にしかできない声がけができるのが私たちの強み」と胸を張った。

 ペアを組んで約10年。お互いの好きな部分を聞かれると、「年齢は2つ上だが、そう思わせてくれないくらい仲良くしてくれて、気を使わない先輩。いつでも気をかけてくれるところが好き」(木原)「私のお世話をしてくれる。試合の時も朝起こしてくれたり、私のお姉ちゃん、お母さんみたいなかんじ」(長崎)と、互いに照れ笑いしながら顔を見合わせた。

 ダブルスでは唯一無二の絆を誇る2人だが、卓球稼業は個人同士の戦いに戻る。パリ五輪代表争いでは現在、木原が4番手、長崎が5番手につけており、ここから国内選考会の終盤戦が本格化する。

 早くも今週末には選考対象大会のTリーグ個人戦・ノジマカップ(17~18日、東京都北区)を控えているが、木原は「(残りの対象大会で代表圏内の)上位2名に絶対入るという気持ちで、1試合1試合自信をもって戦いたい」と気合。長崎も「現ポイントでは5番目。2番手に入らないといけないので、もう少し頑張らないといけない位置。ポイントばかりにとらわれず、後悔が残らないように、日々頑張っていきたい」と自身に言い聞かせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス