失格の加藤未唯に同情と擁護の声 土居美咲「これで失格は可哀想すぎる。基準は何?」 ボールガールに意図せずボール直撃

 「テニス・全仏オープン」(4日、パリ)

 女子ダブルス3回戦で加藤未唯(ザイマックス)、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格した問題で、テニス関係者からは同情と擁護の声があがっている。

 加藤組はマリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦。第1セットを落として迎えた第2セットの3-1での第5ゲーム。加藤が自コートに落ちていたボールをバックハンドで相手コート奥の方向に軽く打ち返したボールが長くなってしまい、ボールガールの頭に直撃。ボールガールが泣き出してしまった。

 加藤はボールガールに謝罪。海外メディアによると、主審は当初警告を与えたが、対戦相手が異議を申し立てて、最終的に失格が言い渡された。加藤は涙を流しながら、コートを後にした。

 土居美咲は自身のツイッターを更新し、「これで失格は可哀想すぎる。動画を見てもボールを渡しただけにしか見えない。当たっちゃったのは事実だけど」と指摘。「ボールガールがキャッチできていたら、泣かなかったら、相手が抗議してなかったら、失格ではないの?他の試合で同じような状況でも警告で済む事は沢山ある。じゃあ、基準は何?」と、疑問を呈した。フランスの元テニスプレイヤーで、ツアー14勝をあげているジル・シモンズも自身のツイッターで「ボールが送られてくるのさえ見ていないのに、相手の失格を主張するなんて」と、失格をうながした対戦相手を批判した。

 同場面についてロイター通信は「アレクサンドル・ジュゲ主審は加藤に警告を与え、ネットの反対側でブズコバとソリベストルモが失格を要求した」と報じている。当初は主審は「彼女(加藤)は故意にそうしたわけではない。彼女(ボールガール)は怪我をしたわけではない」としていたが、ソリベストルモは「彼女は泣いているし、血を流してる」と主張し、主審にボールガールと話すようにうながした。主審はボールガールと話した後、失格を言い渡したという。

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