早田ひな、中国選手破り殊勲の銅メダルも「75点」 世界女王に力負けで危機感「現実突きつけられた」

 世界選手権からの帰国会見で2種目のメダルを掲げる早田ひな
 世界選手権からの帰国会見に出席した張本智和(左)と早田ひな
 世界選手権からの帰国会見に出席した(左から)張本智和、早田ひな、木原美悠、長崎美柚
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 卓球の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)女子シングルスで日本勢6年ぶりの銅メダルを獲得した早田ひな(22)=日本生命=が31日、都内で帰国会見に出席した。「シングルスは最低限の4強の目標を達成したが、まだ上がいると現実を突きつけられた大会になった。さらに、やることはたくさんある。目標を達成できるようにこれからも頑張っていきたい」と、24年パリ五輪での優勝を見据え危機感も口にした。

 大会全体の自己採点は「75点くらい」。シングルスでは準々決勝で世界ランク3位の王芸迪(中国)を4-3で破る殊勲を見せたが、準決勝は世界ランク1位で今大会を制した孫穎莎(中国)に1-4で力負け。「1つの壁(中国選手)を越えられた部分はすごく良かったが、それ以上にこの先もっと険しい道が続くなと(感じた)。うれしい気持ちもあるが、悔しい気持ちで終わってしまった」と浮かれた様子はなかった。

 3種目とも中国勢と当たるところまでは進んだ。「混合ダブルス(銀メダル)も女子ダブルス(中国に敗れて8強)もシングルスも最低ラインは達成できたかもしれないが、一番目指している目標(金メダル)ではなかったので。より気持ちを引き締めて、パリまでに間に合わせる気持ちで頑張っていきたい」。打倒中国の急先鋒に躍り出た日本のエース左腕が決意を新たにした。

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