霧馬山 豊昇龍に完敗も31日に大関昇進「最後は勝って終わりたかった」

 「大相撲夏場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 関脇大栄翔が関脇若元春を突き倒して10勝目を挙げた。関脇霧馬山を下手投げで退けて11勝目を挙げた関脇豊昇龍、すでに10勝していた若元春とともに三役で2場所連続の2桁勝利となり、名古屋場所は3関脇が大関とりに挑むことになった。優勝を決めている横綱照ノ富士は、大関貴景勝を下して14勝目。十両落合(宮城野)は14勝目を挙げ、昭和以降最速タイとなる所要3場所での新入幕が濃厚となった。

 有終の美は飾れなかった。霧馬山は豊昇龍に完敗。「最後は勝って終わりたかった」と肩を落とした。それでも、11勝で大関とりに成功。重圧から「早く(場所が)始まって早く終わってほしい気持ちだった」という精神状態でも結果を出した。3度目の技能賞も受賞した。

 全取組終了後、審判部は大関昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。31日の名古屋場所番付編成会議と同理事会を経て、新大関が誕生する。理事会開催の知らせに「よかった」と喜んだ霧馬山。モンゴルからこの日来日した両親の前で晴れ姿を披露する。

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