新体操・フェアリージャパンが公開演技 課題はフープ 村田由香里氏「日本にしか出せないボレロを」

 新体操日本代表のフェアリージャパンPOLAが27日、東京体育館で行われた全日本ユース選手権の会場で、公開演技を行った。団体で演技した鈴木歩佳(ミキハウス)主将は、「(フープは)前半の入りや後半に向けては良かったんですけど、後半の交換で接触があって流れが崩れた。ミスを引きずるのが課題なので、アジア選手権(5月31日開幕、フィリピン・マニラ)へしっかり調整したい」と振り返った。

 フープの曲は「ボレロ」と「サムライスピリット」で、日本らしさの出るプログラム。「手裏剣や刀を抜く動作は工夫しているので見どころ」と強調し、「映像を見て(研究した)」と明かした。

 指導する村田由香里強化本部長は、課題は「フープ」と話した。足に痛みがあった今岡里奈に変わって、中村知花がメンバー入りしたが、2人の身長差が15センチあることから役割の変更などがあったという。村田氏は「まだ乱れがある」と話すが、「『忍者』を取り入れている。日本にしか出せないボレロを表現したい」と見据えた。

 夏にはパリ五輪切符がかかる世界選手権(8月23~27日、スペイン・バレンシア)も控える。鈴木主将は「どの国も上がってきている。まずはやりきらないとパリオリンピックの枠は勝ち取れないと思う。どんな時も前向きにチーム一丸となってやっていきたい」と意気込んだ。

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