朝乃山6連勝 栃ノ心に「恩返し」誓う 右四つを教わった“恩人”
「大相撲夏場所・6日目」(19日、両国国技館)
寄り切る最後の瞬間まで、朝乃山は左上手をがっちりつかんだままだった。怪力で角界を盛り上げ、この日に引退発表した栃ノ心に、期せずしてどこか重なるような取り口。右四つを教わった“恩人”に「栃ノ心関には感謝しています」と思いをはせた。
さかのぼること5年前。前頭上位だった頃から巡業中は稽古相手に指名され、何度も胸を借りた。「指名をいただけたから今がある。がっぷりになると勝てず、左上手を取られると絶対に切れなかった」と当時を振り返った。
3日目の琴恵光戦こそ物言いがついたが、そこから前に出ることに徹して取り口に力強さが増してきた。土俵を去る先輩に自身の結果で花を添えたい。「ここまで鍛えてもらったので、部屋は違うけど恩返ししたい」と力強く誓った。





