ラグビーリーグワン入れ替え戦 浦安は昇格ならず 終盤崩れて大差で敗戦
「ラグビー・リーグワン・入れ替え戦、花園59-21浦安」(13日、花園ラグビー場)
逆転勝利での1部昇格を目指した浦安だったが、圧倒的な強さで2部を1位で通過した勢いを封じられた。序盤から花園の激しいディフェンスに主導権を握られ、前半26分までに20点差をつけられる苦しい展開。しかし、前半のうちに2トライを返し、さらに後半4分にはペナルティートライを奪って21-27と6点差まで迫った。
しかし、後半18分にWTBラリー・スルンガが故意の反則でシンビン(一時退場)となり、さらに21分にはフッカーのフランコ・マレーが危険なプレーで退場処分となってしまった。数的不利の状況となって反撃ムードがしぼみ、最後は35点差をつけられ昇格の望みを絶たれた。ヨハン・アッカーマン・ヘッドコーチ(HC)は「版園におめでとうと言いたい。(入れ替え戦の)2試合ともわれわれにとって厳しい試合になってしまった。相手が一枚上だった」と完敗を認め、SH飯沼蓮主将も「こんな悔しいことはなかなかないと思う。質が足りなかった」と肩を落とした。
今季限りでの現役引退を表明している元スコットランド代表のSHグレイグ・レイドローはメンバー外だったが、試合ではサポート役に回りアドバイスを送った。今後については未定だが「詳しいことはこれから話し合う。契約はあと1年残っているので、コーチ的な役割でチームに合流することになるのではないか。若い選手たちに私の経験を伝えたい」と話した。


