村元哉中「これ以上最高のパートナーいない」 「限界はまだ」でも高橋引退で自身も競技生活に幕

 フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(30)、高橋大輔(37)組=関大KFSC=が2日、都内で現役引退会見を開いた。

 高橋から「右膝が限界」と引退の意向を聞いた村元は「いつ聞かされても(いいと)覚悟していた。驚きはなかった」と振り返った。アイスダンスで30歳という年齢は、これから円熟期を迎える時期。自身も「限界はまだ感じていない」としながらも、「これ以上最高のパートナーはいない。まだまだ大ちゃんといろんな作品をつくりたい。新しいパートナーを探すことはないと思った」と引退を決めた。

 シングルで復帰した高橋がアイスダンスに興味があると聞き、結成を呼びかけた。男子初の五輪メダリストだけに「大丈夫かな」と勇気を振り絞ったという。「お客さんに感動を与えることがいかに大事かを、この3年間で教わった」と高橋に感謝した村元。今後は新たな2人の世界を表現し、カップル競技の普及を目指す。

 ◆村元哉中(むらもと・かな)1993年3月3日、兵庫県明石市出身。5歳からスケートを始め、14年にシングルからアイスダンスに転向。15年からクリス・リードとコンビを組み、同年の全日本選手権から3連覇した。18年は四大陸選手権で日本勢初のメダルとなる銅。平昌五輪は15位。世界選手権では日本勢最高位の11位に入ったが、同年8月にカップルを解消。19年に高橋との結成を発表した。162センチ。

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