新関脇若元春「兄弟関脇という枠に2人で入れたのは光栄」若隆景と史上4組目 大相撲夏場所番付発表
大相撲夏場所(14日初日、両国国技館)の番付が1日、発表され、新関脇に昇進した若元春(荒汐)が両国国技館で会見に臨んだ。弟で先場所まで7場所関脇を務めた小結若隆景(荒汐)と史上4組目の兄弟関脇が誕生。「一番近い人間の弟が戦ってきた地位と同じ所まで来た。精いっぱい負けないように全部出せたら」と抱負を語った。
兄弟関脇の誕生は、若ノ花・貴ノ花、逆鉾・寺尾、若ノ花・貴花田(93年夏場所)に次いで30年ぶり(しこ名は新関脇時)。「少ない兄弟関脇という枠に2人で入れたのは光栄なこと。歴代の方々と並んでも遜色ないよういに、まだまだ頑張らないといけない」と気を引き締めた。
小結で2場所連続の勝ち越し。春場所は11勝を挙げた。大関とりの起点を築いたが「自分ができることをしっかり出し切れたからの成績。あまり上を見ないで」と自然体を変えるつもりはない。
得意の左四つは、師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)も「かなり完璧な状態」と太鼓判を押す。夏場所の目標を問われた若元春は「三賞を取りたいですね」と宣言。初受賞への意欲をにじませた。





