リーグワン神戸、過去最低9位に「18年優勝時を追いかけすぎた」総括会見

 今季を総括するリーグワン神戸のニコラス・ホルテン・ヘッドコーチ
 今季を総括するリーグワン神戸のニコラス・ホルテン・ヘッドコーチ、橋本皓主将、福本正幸チームディレクター(左から)
 今季限りで退団するリーグワン神戸の有田隆平(右)と前川鐘平
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 ラグビーのリーグワン1部、神戸が28日、神戸市内で今季の総括会見を行った。今季はワーストを更新する11敗を喫し、昨季の7位を下回る過去最低の9位に終わった。ニコラス・ホルテン・ヘッドコーチ(HC、50)は、「HCとして責任は非常に大きい」とした上で「この3年間を振り返って結果は下降線にある。18年のいい時を振り返って立ち返ろうとしてしまった」と話した。

 低迷の要因としたのは、トップリーグ時代の最後の優勝となった18年への強い回顧。「そこから数年たって、いろんなチームの知識や新しいアイデアが入ってきたが、建設的にまとめることができなかった。それがHCとしての一番の問題点」と反省した。

 また、橋本皓主将(29)も「優勝したころのラグビーを追いかけすぎたことは(理由に)ある。自分たちのベースとしてあったラグビーだったので、そこをしっかりやってから、新しいことに取り組んでいくものだと思った」と説明。しかし、「われわれのラグビーの根幹としてずっとやっているので対策をされている。全体的にこだわりすぎたのかな」と、信じたラグビーで結果が出ないもどかしさとの戦いだった。

 この日は元日本代表のフッカー有田隆平(34)、フランカー前川鐘平(34)ら選手9人とスタッフ、コーチ7人の退任が発表された。さらにホルテンHCの退任は濃厚で、チームは外国人HCの招聘(しょうへい)に動いている。福本正幸チームディレクター(TD)は「来季の体制はまだ言えないが、ファンの皆さんから、これなら神戸は大丈夫、日本一を目指せると言ってもらえる体制を整えたい」と巻き返しを約束した。

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