照ノ富士、出場意欲の夏場所へ「自分の体で早めに感じてやっていきたい」 親交ある柔道・大野の指導者転身に「いずれそういう日は来る」
大相撲の春巡業が22日、横浜市で行われ、両膝のケガで4場所連続休場中の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が、自身の体調について「大丈夫だと思います。やれることは精いっぱいやっている」と説明した。
この日は、土俵下に一度は姿を見せたものの「いつも(体と)相談しながらやっているので」と、稽古には参加せず。横綱土俵入りを披露し、取組では豊昇龍を右四つから寄り切った。
出場に強い意欲を見せている夏場所(5月14日初日、両国国技館)への仕上がり具合については「出てみないとわからない」と慎重な言い回し。「場所まで時間はあるし、場所で相撲を取ってみないとわからないこともある。そういったものをできるだけ自分の体で早めに感じてやっていきたい」と語った。
同学年で親交のある柔道男子五輪2大会連続金メダリストの大野将平が、3月に指導者転身を表明。連絡を取っていたという照ノ富士は「同じアスリートなので、お相撲さんもそうだけど、いずれそういう日が来ると思うし、だから、選んだ道で一生懸命頑張って行くんじゃないかな」と、日々を完全燃焼する大切さを口にした。



