“かなだい”会心の「オペラ座の怪人」 自己ベスト116・63点で今季締め 万感ガッツポーズ 来季は「考えたい」

演技を終えて抱き合う村元哉中、高橋大輔組(撮影・佐々木彰尚)
フリーダンスの演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・佐々木彰尚)
フリーダンスで演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・佐々木彰尚)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(14日、東京体育館)

 アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、日本代表の“かなだい”こと村元哉中(30)、高橋大輔(37)組=関大KFSC=は、自己ベストとなるFD116・63点をマークし、5位だった。これまでのベストは3月の世界選手権でマークした115・95点だった。前日のリズムダンス(RD)では、自己ベストに迫る78・38点で4位だった。

 FD曲「オペラ座の怪人」は、高橋がシングル時代にも使用した曲。今回と同じ東京体育館で行われた07年世界選手権では、このプログラムで日本男子初の表彰台となる銀メダルに輝いた。16年の時をへて、“クリスティーヌ”村元とともに、同じ会場で“ファントム”を演じた。

 大きなミスなく演技を終えると、2人とも今季1番のガッツポーズを繰り出し、熱い抱擁を交わした。会場は総立ちで拍手を送った。

 競技後、来季について問われると高橋は「このあとアイスショーが続くので、その間に考えたい」と語り、村元も「その間に相談したい」と、話した。

 今回はアイスダンスで師事するマリーナ・ズエワ・コーチが不在。代わりに、高橋が中学時代からシングルの指導を受け、五輪、世界選手権のメダリストへと育てた恩師、長光歌子コーチ(72)がリンクサイドに立った。さまざまな縁のつながりに、高橋自身も「すごい奇跡的」と驚いており、RD後には「終わった後に、ここにつながってたのかなって思えるような演技ができれば」と話していた。

 日本チームの応援席では男子の佐藤と友野がそれぞれ金と銀のファントムの仮面をつけて応援していた。

 世界国別対抗戦は世界ランキング上位6カ国・地域で争われる。3大会ぶりの優勝を狙う日本のチーム得点は、アイスダンスのFD終了時点で55点で総合2位。1位は米国の74点となっている。

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