2023.03.27

大栄翔「土俵際の甘さ」本割＆決定戦痛恨連敗でＶ２スルリ　単独トップで千秋楽迎えるも

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　「大相撲春場所・千秋楽」（２６日、エディオンアリーナ大阪）

　大栄翔が痛恨の２連敗で、２度目の賜杯を逃した。単独トップで迎えた千秋楽の結び。強烈な突き押しで追い詰めるも、土俵際で逆転の突き落としを食らった。決定戦もほぼ同じ形で腹ばいに。「（決定戦は）特に気合を入れていったんですけど、土俵際の甘さが弱いところ。悔しい」。胸の内から湧き上がる感情を必死に抑え込んで振り返った。

　それでも先場所は前頭筆頭で１０勝し、今場所も大関とりへつなぐ小結１２勝。自身２度目の技能賞も獲得した。八角理事長（元横綱北勝海）からは「立派。来場所頑張って大関を目指してほしい」とエールが送られた。

　「この悔しい気持ちを忘れずにしっかり稽古したい。突き押しの技術を極めて、１５日間通していい相撲を取れるように頑張りたい」。大栄翔は気持ちを切り替え、前を向いた。