右足負傷の宇野昌磨 公式練習SP曲で全ジャンプ着氷 練習中の4回転トライは曲かけのみ
「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)
夜の男子ショートプログラム(SP)に向けた公式練習がサブリンクで行われた。北京五輪銅メダルで、日本勢初の大会連覇がかかる宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=が、SP曲をかけた練習で4回転フリップ、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)のすべてのジャンプで着氷した。宇野は22日に右足首を痛め、練習を途中で取りやめるアクシデントがあった。
この日は、曲をかけた練習までは右足に負担がかかるフリップの踏み切りを念入りに確認していたが、4回転には挑んでいなかった。曲かけ練習で本番モードに入ると、クリーンに4回転を着氷し、他のジャンプもクリア。高い集中力を見せつけた。その後は4回転を跳ばず、35分間の練習時間いっぱいまで踏み切りやフォームを確認。時折、ステファン・ランビエル・コーチとの会話で笑顔ものぞかせた。
男子SPで、宇野は23日20時29分に登場予定、フリーは25日に行われる。





