最下位からの逆襲 日本代表ロコ・ソラーレが2連敗から2連勝 藤沢が好S連発 吉田知「フジサワが帰ってきた」

 「カーリング・女子世界選手権」(20日、サンドビーケン)

 1次リーグが行われ、世界ランク5位の日本代表で、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは同7位の米国を8-3で下し、2連敗からの2連勝で、2勝2敗の五分に戻した。

 第1Eにスキップの藤沢がラストショットをきっちりと決めて、2点を奪うと、不利な先行の第2Eでも優位な展開を作り、藤沢が相手のドローのラインを塞ぐショットで的確に石を置き、2点をスチール。序盤で主導権を握り、第7エンドにも2点を取るなど、最後までスキを見せず、そのまま逃げ切った。第8E終わりに、相手が負けを認めるコンシードをした。

 初戦のデンマーク戦で逆転負けし、2戦目の世界ランク1位・スイスに完敗し、1次は暫定最下位の13位に沈んだが、この日はスコットランド戦で崖っぷちからの最終エンド4点で起死回生の逆転勝ち。そして、米国に完勝で2連勝。五輪銀チームが息を吹き返した。

 試合後、サードの吉田知那美は「今、一生懸命勢いをつけるために、一瞬ひいてから、助走をしているところです。大会の最初の1日目にしっかり2敗したことで、アイスを読む集中力が高まったのが、この試合で相手チームよりアイスのクセをつかめたポイントだったかなと思う。“ただじゃ負けない”気持ちは、これからも持って頑張りたい」と、笑顔で振り返った。

 好ショットを連発した藤沢についても「世界選手権の雰囲気だったり、初めましてのアイスだったり、パフォーマンスを発揮しにくい状況だったんですけど、食らいついたスコットランド戦あったからこそ肩が力が抜けたのかなと思う。フジサワが帰ってきた感じがあります」と、うなずいた。

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