“かなだい”今度は高橋大輔が2度転倒「ショックすぎて」演技後ぼうぜん 前回銀も9位で終える

 アイスダンスで9位だった村元哉中(手前)、高橋大輔組の演技
 アイスダンスで9位だった村元哉中、高橋大輔組の演技
 アイスダンスで9位だった村元哉中、高橋大輔組。フリーでバランスを崩し転倒した
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(12日、コロラドスプリングズ)

 アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、前回大会銀メダルで、リズムダンス(RD)7位の村元哉中(29)、高橋大輔(36)組=関大KFSC=はFD95・65点、合計160・24点で9位だった。終盤に高橋が2度転倒するアクシデントがあった。

 演技が終わると、高橋はぼうぜんとした表情で頭をかいた。“かなだい”は序盤は「オペラ座の怪人」の世界観をしっとりと表現したが、終盤で高橋が2度転倒する形に。村元が高橋をなぐさめる姿もあった。

 高橋は「ショックすぎて。ちょっと戻しきれなかった。糸が切れてしまった。(演技が)終わりだったので盛り上げるまでに時間がたらなかった。やばいと。もちろん疲れてはいたんですけど、そこでショックが大きかった。体は全然大丈夫だった。メンタル的にかなり。今笑ってますけど、本当に笑えなかった」と苦笑いだった。

 今大会は標高1800メートルの高地。酸素が薄く「本当にきつい」と話す選手が続出していた。今大会のRDでもステップで村元が転倒。直後には「本当にやってしまった。自分でもやったことがないミスだったのでちょっとまだ頭の中がぽかーんとしている」と振り返っていた。

 また、昨年12月の全日本選手権でもフリーダンス(FD)の「オペラ座の怪人」で最後のリフトで高橋が転倒していた。

 今後は3月の世界選手権(さいたま市)に出場する。村元は「本当に課題はたくさんある。(今大会の)現地に入ってくる前にすごくいい練習をつめていて、試合する準備はできていた。そのままの練習をこれから、特にここというよりは全体的に滑っていくだけ」と見据えた。

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