リーグワン2部の日野が無期限活動停止を発表 4日の試合も出場辞退 酒席トラブル報道「解決済み」も

 謝罪会見を行った日野レッドドルフィンズの志賀得一部長(左)と田中勝利GM(右)=オンライン会見から
 謝罪会見を行った日野レッドドルフィンズの志賀得一部長(左)と田中勝利GM(右)=オンライン会見から
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 ラグビーリーグワン2部の日野レッドドルフィンズは3日、無期限で活動を停止すると発表した。昨年11月に別府市で行われていた合宿打ち上げでの店とのトラブルを1日に文春オンラインが報じたことを受けて発表された。また、4日に予定されていた清水建設との試合の出場を辞退する。

 日野は公式サイトを通じて「このたび、一部メディアにおいて、日野レッドドルフィンズ(日野RD)の不祥事にかかわる記事が掲載されました。 今回の問題を受け日野RDは、本日より無期限で活動停止いたします。なお、2月4日(土)に予定されております、「清水建設江東ブルーシャークス」との試合の出場を辞退いたします。 清水建設江東ブルーシャークス様ならびにファンの皆様、ジャパンラグビーリーグワンに関わる皆様、日野RDのファンの皆様および関係者の皆様に、大変なご迷惑、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。 なお、チケットの払い戻し等につきましては、誠意をもって対応いたします。詳細は、日野自動車株式会社及び日野RDのHPにて掲載してまいります」と謝罪などを記した。

 1日に「文春オンライン」で11月の合宿最終日に大分県別府市の飲食店のグラス、備品を壊すなどの騒動を起こしていたと報じられ、チームは2日に「本件については、解決済みであり、守秘の関係もございますため、積極的な公表は差し控えておりました」「ご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」などと謝罪していた。

 記事では30人ほどで別府市内のスナックに入り、酔った一部の選手がグラスや備品を壊し、女性店員の体を触る、店のレジを勝手に開けるなどの騒ぎを起こしたという。また、店側から所属を問われた際に別のチームの名前を出し、虚偽申告したとされ、店側からはその後、合計600万円を要求されたと報じられている。

 同チームは1950年に日野自動車ラグビー部として創部。日本代表歴のあるプロップの浅原拓真、フッカーの木津武士らが在籍しており、現在リーグワン2部の4位につけている。

 リーグワンの東海林一専務理事は「この度の事案は、大変遺憾であり、事態を重く受け止めております。リーグは今回の事案の報告を受けて以降、事実確認を進めており、日本ラグビーフットボール協会とも連携し、今後、ジャパンラグビーリーグワンのインテグリティ委員会にて対応を検討しております」と、コメントを発表した。

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