卓球パリ五輪代表争い 全日本Vの早田が首位独走 木原が2位急浮上 伊藤美誠は4番手に後退

決勝でプレーする早田ひな(撮影・金田祐二)
3冠達成に笑顔の早田ひな(撮影・金田祐二)
3個の優勝メダルを手に笑顔の早田ひな(撮影・金田祐二)
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 「卓球・全日本選手権」(29日、東京体育館)

 女子シングルス決勝が行われ、早田ひな(22)=日本生命=が、木原美悠(18)=エリートアカデミー=を4-2で破り、3年ぶり2度目の優勝を果たした。女子では史上4人目の3冠も達成。今大会は24年パリ五輪代表選考ポイント対象となり、優勝した早田は60点を追加。2位以下を引き離し、独走態勢を強めた。

 準優勝の木原美悠(エリートアカデミー)は50点を加算し、大会前の4番手から2番手に急浮上。2番手だった伊藤美誠(スターツ)は16強で散り、4番手に後退。4強入りした石川佳純(全農)は7番手から5番手に上がった。

 ◆23年全日本選手権終了時点のパリ五輪代表選考ポイント上位【女子】(カッコ内は大会前の順位)

1(1)☆早田ひな=224点

2(4)☆木原美悠=156点

3(3)☆平野美宇=134点

4(2)☆伊藤美誠=127・5点

5(7)石川佳純=127点

6(5)芝田沙季=107点

7(6)☆長崎美柚=102点

8(8)佐藤瞳=94点

 ☆23年世界選手権(5月、ダーバン)シングルス代表

 ◆卓球のパリ五輪代表選考 日本協会は従来の世界ランキングに準じた代表選考から、国内選考会を重視する方針に転換。計6回の選考会や、全日本選手権、世界選手権など各大会ごとに独自に設定したポイントの合計で争い、24年1月の全日本選手権を終えて上位2名がシングルス代表に決まる。団体戦代表1名は日本協会の推薦。

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