2連覇狙うロコ・ソラーレ、藤沢五月はあえて「優勝」宣言せず 「見ていて面白い試合をしたい」

 記者会見で大会へ意気込むロコ・ソラーレの藤沢五月=アドヴィックス常呂カーリングホール(C)JCA IDE
 記者会見で大会へ意気込むロコ・ソラーレの藤沢五月=アドヴィックス常呂カーリングホール(C)JCA IDE
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 カーリングの日本選手権(29日開幕、北海道北見市・アドヴィックス常呂カーリングホール)の大会前会見が28日に行われた。21年北京五輪女子銀メダルで2連覇を目指すロコ・ソラーレは、スキップの藤沢五月(31)が「地元の常呂町で開催できることが本当にうれしい。全員が元気で終えられる大会になれば」と意気込んだ。

 「優勝」や「連覇」という言葉はあえて使わなかった。藤沢は「メディアの皆さんは選手に優勝という言葉を言わせたがると思うんですけど」と笑いつつ、「私たちは結果にフォーカスせず、別の部分で集中することや、大会の結果ではなく過程や日々の目標を大切にしてきました」と強調。「この大会に出てる限りどのチームも優勝したいと思う。後はやってきたことを体調を崩すことなく自分たちらしくすることが第一。その中で結果がついてくるんじゃないかなと私たちはやっています」と、目の前の試合に集中すると誓った。

 15日には日本勢で初めてワールドツアー最高峰のグランドスラムを制したばかり。決勝で世界ランク1位のチーム・エイナーソン(カナダ)を破ってつかんだ快挙に「何よりも世界一という結果。なかなか優勝が少ない中、ずっと勝ちたかった舞台で勝つことができた。自信にもなりましたし、ようやく世界のトップチームの一員になれたという気持ち」と、充実感をにじませた。

 今大会は地元・常呂町での凱旋(がいせん)試合。藤沢は「ここまで来られたのも日本のチームがレベルをあげているから。そのレベルを今回も出せたらと思いますし、見ていて面白い試合をしたい」と目標を掲げた。「相手が良いショットであろうと、自分たちも良いショットをすることが使命。自分自身がライバルでもあり、対戦相手がいることがカーリングの魅力。(どのチームが)ライバルではなく、良い試合ができたら」と目を輝かせた。

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