所要1場所で新十両の落合「夢は横綱、師匠を泣かせたい」宮城野親方の“ダメ出し”受け宣言

 新十両昇進が決まり、笑顔で会見する落合(左)と師匠の宮城野親方(日本相撲協会提供)
新十両昇進が決まり、会見に臨む落合(左)と笑顔を見せる師匠の宮城野親方(日本相撲協会提供)
 新十両昇進会見で笑みを浮かべる落合(日本相撲協会提供)
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 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、落合(19)=宮城野=、玉正鳳(29)=片男波=の新十両昇進、友風(28)=二所ノ関=、徳勝龍(36)=木瀬=の十両昇進を決めた。

 落合は幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏んだ初場所で、いきなり7戦全勝で優勝。所要1場所での新十両は、昭和以降初となる。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)と都内の部屋からオンラインで会見に臨み「1場所で上がれると思っていなかった。うれしいのと、感謝の気持ちと、これからもっと頑張らなきゃいけないと、身の引き締まる気持ち」と心境を語った。

 鳥取城北高で2020年、21年の高校横綱に輝き、昨年は全日本実業団選手権で優勝。期待の大器に、宮城野親方は「将来性が楽しみ。今から準備しないといけない。自分が大相撲を引っ張っていく気持ちで頑張ってほしいし、一つずつ番付を上がっていけばいい」と期待を込めた。

 将来の夢を問われた落合は「師匠の元でまずは強くなるというのが一つの目標。そこからまたいろいろ考えたい」と話したが、師匠から「もう1回やらせます」とまさかの“ダメ出し”でやり直しに。「自分の将来の夢は、宮城野部屋で強くなって横綱になること。幕内で優勝して、師匠を泣かせたいということと、相撲を始めた時から横綱になりたいと相撲を続けて来たので、その夢をかなえたいです」と力強く宣言し、師匠も「100点満点」と頰を緩めた。

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