坂本花織 失意のGPファイナルから切り替え「イタリアに嫌なもの置いてきました」

 本番に向け調整する坂本花織(撮影・高部洋祐)
 本番に向け調整する坂本花織(撮影・高部洋祐)
 本番に向け調整する坂本花織(撮影・高部洋祐)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日開幕、東和薬品ラクタブドーム)

 女子の公式練習が行われ、世界女王の坂本花織(22)=シスメックス=が22日のショートプログラム(SP)を前に調整を行った。

 フリーの曲かけ練習では冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を降りるなど、ジャンプを次々と降りた。「この短期間で走り込みをだいぶ頑張ったので、その成果が出てきているのかな」と手応えを示した。

 初優勝を目指した今月のグランプリ(GP)ファイナル(イタリア)ではSPで1位発進しながら、フリーでミスが相次ぎ、まさかの5位。悔しい気持ちは“チートデー”で切り替えた。「帰ったら走り込む。食べる時は今や!」と決め、「イタリアで何とは言いませんけど、おいしいものを食べた。わーっとイタリアに嫌なもの置いてきました」と笑った。

 GPファイナルから中1週間での全日本選手権。ハードスケジュールとなるが、「気持ちもものすごくリフレッシュできて切り替えられた。今シーズンで一番充実した1週間を過ごせた」と自信も戻ってきた。2連覇がかかる舞台へ、「今シーズンは結果を求めすぎることが多かった。自分を見つめ直す機会」と冷静に挑む。

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