瀬戸大也 前人未到6連覇はパリ金の「通過点」世界短水路選手権から帰国

 競泳の日本代表選手団が20日、世界短水路選手権を終えて羽田空港に帰国した。400メートル個人メドレーで前人未到の6連覇を成し遂げた瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=は「6連覇を達成できてよかったと思うけど、自分の通過点に過ぎない。福岡の世界水泳、2024年パリ五輪での金メダルに向けて、この結果を自分のステップにして次につなげていきたい」と気持ちを新たにした。

 今年3月から16年リオデジャネイロ五輪200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを導いた加藤健志コーチ(56)に師事し、ここまで9カ月間練習を重ねてきた。その中で400メートル個人メドレー、200メートル平泳ぎで金、同バタフライで銀と計3つのメダルを獲得。200メートル個人メドレーのメダルが「1つ足りないです!」と笑ったが、それでも「やってきたことは間違ってなかった。加藤コーチと積み上げていけばパリ五輪金メダルも見えてくるというのが結果で実感した」と手応えを語った。

 今後は26日からオーストラリア・ケアンズで合宿を行い、新年初レースは北島康介杯(来年1月20~22日、東京辰巳国際水泳場)となる予定。「クリスマスもこっちで過ごせる。おいしいものを食べてエネルギーを蓄えて、合宿に旅立ちたい」。同7月の福岡の世界選手権に向けては「自己ベストを更新して、パリ五輪の前年でどこまで勝負できるか試したい」と気合を込めた。

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