順大・三浦龍司 箱根で16年ぶり総合Vだ「存在感のある走りで貢献したい」
来年1月2、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝に出場する順大が13日、千葉県印西市で取材に応じた。前回総合2位のメンバー7人が残り、16年ぶりの優勝も射程に捉える中、長門俊介監督は「良くも悪くもいつもの顔ぶれで順当にエントリーできた」と安どの表情。エースで東京五輪3000メートル障害7位の三浦龍司(3年)の起用区間については明言を避けつつ、4年を中心に経験者を前回と同区間に配置する方針を示唆し「構想が固まりつつある」と自信をのぞかせた。
三浦は今年の世界陸上オレゴン大会も3000メートル障害に出場し、9月のダイヤモンドリーグでは4位入賞と大健闘。駅伝シーズンへの合流は遅れたものの、圧倒的なスピードを誇る切り札だ。
箱根は1年で1区(区間10位)、2年は2区(同11位)と歴任したが、「例年通りの区間が希望。経験もあるので」と序盤での出陣に意欲。「箱根ではあと一歩という結果が続いている。存在感のある走りで総合優勝に貢献したい」と腕をぶした。
◆三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年2月11日生まれ。島根県出身。京都・洛南高卒。男子3000メートル障害の日本記録保持者で、東京五輪では日本勢初の7位入賞。20年箱根駅伝予選会では大迫傑の持つハーフマラソンU20日本記録を更新する1時間1分41秒を記録。168センチ、57キロ。



