宇野昌磨が5度目の挑戦でGPファイナル初V 300点超え今季世界最高点で圧勝 2位山本で日本勢ワンツー

 男子フリーの演技を終え氷上に座る宇野昌磨(共同)
 男子フリーの演技を終え、拍手に応える宇野昌磨(共同)
 優勝した宇野昌磨のフリーの演技(共同)
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(10日、トリノ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の世界王者・宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=がともに今季世界最高となるフリー204・47点、合計304・46点で5度目の挑戦で初優勝を飾った。フリーは自己ベストで、フリー200点超え、合計300点超えは今季世界初となった。日本男子のファイナル制覇は、高橋大輔、羽生結弦に続く史上3人目。

 SP2位の山本草太(22)=中京大=が会心の演技でフリー、合計点とも自己ベストをマーク。合計274・35点で初出場で2位に輝いた。日本勢のワンツーは12年大会の高橋大輔、羽生結弦以来10年ぶり。SP5位だったイリア・マリニン(18)=米国=がクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を決める演技で、合計271・94点で3位となった。SP5位の佐藤駿(18)=明大=が4位、SP3位の三浦佳生(17)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=は5位だった。

 宇野は冒頭から4回転ループ、4回転サルコー、4回転フリップと3種類の4回転ジャンプを決めていくと、後半も失速することなく、フリー「G線上のアリア」を表現。演技を終え、フィニッシュポーズを解くと、脱力し、銀盤に寝転ぶような形となったが、ホッとした表情を浮かべた。

 場内インタビューでは「今大会のフリー、全選手の演技みていた。素晴らしい演技をみていたので、自分がどんな気持ちで演技するのか、楽しみながら滑ることができました。やってきたことはしっかりできていたが、SP、フリーを自分の満足いくプログラムになるまで磨き上げていきたい」と、語った。

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