来年１月２、３日に行われる第９９回東京箱根間往復大学駅伝に出場する２１チームのエントリー選手（各１６人以内）が１０日、発表された。前回王者の青学大の原晋監督（５５）はオンラインで記者発表会に参加し、毎年恒例の作戦名に「ピース大作戦」を掲げた。

　連覇へ、７度目の優勝へ力強く宣言した。「コロナ感染拡大がまだまだ収束しておりません。ウクライナのロシア戦争もまだまだ収束しておりません」と前置きした上で、「平和であるからこそ箱根駅伝、スポーツも行われるということ。連覇を目指し、７度目の優勝を『ピース』でゴールしていきたいと思います」と画面いっぱいに映るピースサイン。「名づけまして！ピース大作戦！今年も原監督大作戦シリーズでした」とにやりとした。

　今年の上位１０人の１万メートルタイムは２８分２５秒１１。駒大の２８分２４秒９１に次いで２位となっている。

　◆過去の大作戦と順位

　２０１３年　マジンガーＺ大作戦（マジンガーＺのように駆け抜ける）　８位

　１４年　Ｓ大作戦（終盤に広島・世羅高卒の選手を起用したため、世羅のＳ）　５位

　１５年　　ワクワク大作戦（初優勝への期待を込めて）　優勝

　１６年　ハッピー大作戦（全員がハッピーになるよう）　優勝

　１７年　サンキュー大作戦（感謝の気持ちを持って）　優勝

　１８年　ハーモニー大作戦（監督が指揮者で調和を）　優勝

　１９年　ゴーゴー大作戦（郷ひろみのように燃える）　２位

　２０年　やっぱり大作戦（やっぱり強いと言わせる）　優勝

　２１年　絆大作戦（コロナ禍で駅伝の頂点に）　４位

　２２年　パワフル大作戦（パワフルに駆け抜けたい）　優勝