体操の全日本団体選手権は10日、福井県産業振興施設で開幕する。9日に男子の公式練習が行われ、今秋の世界選手権で個人総合初制覇を含む四つのメダルを手にした橋本大輝(順大)は「今シーズン最後なので、いい試合をして締めくくりたい。会場を自分の色にしたい」と笑顔で語った。
疲労の影響で体の状態は6割程度といい、技の難度は落とす予定。2連覇を狙う順大を引っ張る日本のエースは「難度を下げた分、着地にしっかりフォーカスしたい」と話した。
初出場した世界選手権で団体総合2位、種目別床運動3位の土井陵輔(日体大)は「ミスなく演技をつなぐことが目標」と意気込んだ。