涙のGP初Vの三原舞依「今までで一番うれしい金メダル」苦難乗り越え「本当に幸せ者」

 女子フリーの演技を終え感極まる三原舞依=シェフィールド(ロイター=共同)
 女子フリーで演技する三原舞依=シェフィールド(ロイター=共同)
 女子フリーの演技を終えて笑顔の三原舞依=シェフィールド(ロイター=共同)
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 「フィギュアスケート・GP英国大会」(13日、シェフィールド)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の三原舞依(23)=シスメックス=がフリー145・20点、合計点217・43点でGPシリーズ9戦目(20年NHK杯はコロナ禍による変則開催のため除く)にして嬉しい初優勝となった。得点が表示されて、優勝が決まると、何度も右拳を突き上げてガッツポーズし、涙をぬぐいながら中野コーチと抱き合った。

 試合後は「今日の金メダルは、今までで一番うれしくて、実感ないですけど、信じられない気持ち」と、笑顔で振り返った。

 演技前の6分間練習では「自分の体はどこなんだろうというぐらい緊張していた」と大きな重圧を感じながらも、精神面をコントロール。大きなミスなく演技を完遂した。「緊張が半端なくて、レビトちゃんの点数も聞こえていた。ただ、ここでしっかり自分の演技をしたいという気持ちが大きくて、今までGPでは4位が多かったので、“このまま4位でもいいの?”と言い聞かせながら、SP最下位ぐらいの気持ちで奮い立たせていた。練習は裏切らないと信じて滑りました」と、振り返った。

 16年にシニアGPデビューを果たしてから、6年の時を経ての初V。体調不良による19-20年シーズン休養なども乗り越えた。「緊張している自分を上手くコントロールできるようになった。生きていて、イギリスにくることができて、スケートができるのは、家族のサポートや応援してくださるたくさんの方々がいてこその私なので、本当に幸せ者なんだなという言葉に尽きる。感謝の思いをスケートで表せてこそだなと思う」と、噛みしめた。

 次戦のGPフィンランド大会(25日開幕、エスポー)で自身初のGPファイナル進出が懸かる。

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