サーフィン・都筑有夢路 日本女子最高3位 来季CT参戦に望み

 「サーフィン・チャレンジャーシリーズ」(7日、サクアレマ)

 プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の来季シード権を争う大会で、女子は東京五輪銅メダルの都筑有夢路(21)=木下グループ=が日本勢過去最高の3位に入った。初進出した準決勝で12・56点を挙げたが、優勝したアリッサ・スペンサー(米国)に2・04点差で敗れた。年間順位は五つ上げて13位で、日本勢トップ。男子は東京五輪4位のガブリエウ・メジナ(ブラジル)が制した。年間順位の日本勢最高は脇田泰地の34位。

 地元ブラジルの新鋭と対戦した準々決勝。都筑は開始早々にダイナミックなターンを連発し、7・17点を挙げた。3本目も縦横自在の力強い切り返しで6・47点を加え、快勝。「メンタルがすごい安定していた」と胸を張った。

 ブラジルの波は水量が多く分厚いのが特徴で、体力を奪われやすい。「日本ではあまり経験したことがないし、米国とも違う。その波と自分の調整がうまくいった」。S字を描くように滑って体を返す「カットバック」で波の推進力を生かして加速。一気に崩れ際まで上って大きくターンする技術が光った。

 第5戦は1回戦敗退。「普段の演技が試合でできなくて、悔しい気持ちで終わった」。巻き返しを期した一戦で本領を発揮し、来季のCT参戦に望みをつないだ。

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